YAMAGATA CREATIVE CITY CENTER Q1

入居テナント紹介 [2-A]
tatazumaiizumai

Utah T.I.O. CO. LTD
Nariwai store manager 山下拓郎さん


Q:Utah(ユタ)という会社の事業について教えてください。

Utahは仙台市青葉区本町にあるヴィンテージショップで、これまで約15年にわたり古着を扱ってきました。現在は3店舗を運営しており、そのうちのひとつはわたしがマネージャーをしているNariwai というセレクトショップです。古着屋とセレクトショップを混在させて事業展開しているところが会社としてのユニークさと言えるかもしれません。古着というのも、ふつうはいくつかのカルチャーやカテゴリーに分かれるものですが、わたしたちはあまり特定のカルチャーに特化せず、お客さまが古着という豊かな世界へと入りこんでいきやすいような、間口の広い入口のような存在でありたいと思ってきました。また、Nariwai というセレクトショップのほうは、「服」そのもの以上に、そこにある「人」の存在を見るような感覚というか…、服をデザインし服をつくる職人の手仕事(=生業)を感じてもらえるようなコンセプトの店、と言えるかと思います。

Q:山形で、このQ1で、どんなお店をひらくのでしょう。

セレクトショップ Nariwai の系統であることを踏まえつつ、さらにその濃度をぐっと高めたような濃密な印象のある店にしたい、と思っています。店のなまえを「tatazumaiizumai」と名づけました。この店名には2つの意味が込められています。日常のなかでわたしたちは、なんとも言いようもなく素敵な建築物やひとやものを見た瞬間に「いい佇まいだね」「いい雰囲気だね」と言いますよね。そんなふうに直感的に良いと感じられるもの、説明では追いつかないようなかっこいいものを並べるような空間をつくりたい、と。いまや服やモノを売るときに、その背景にある物語をまず先に説明してからお客さまに興味を持ってもらう、というのはごくふつうのやりかただと思います。けれども、そもそもわたし自身が服を好きになったのは、パッと見た瞬間の、説明しようのない、なんとも言いようのないかっこよさだったりしたわけです。そういう想いを大切に原点回帰して、佇まいが良い、なんとも言えず良い、という直感やひらめきのあるものだけを揃えてみたいんです。そして「居住い」。これは住んでいる周りのこと、環境を指します。山形という場所にあるということ、そして、そこに居る人々など、そういった「モノ」だけではない部分への着目を意味しています。そういうものを見たお客さまが「なんかこれ良いな」と感じて、足を止めて、触れてみて、興味をもったときにはじめて「じつはこの服はあのまちでこんなふうにつくられているんですよ」というコミュニケーションがはじまるというようなものにしていきたいんですね。だからこそ、Nariwai のようであるけれど、Nariwai 以上に、じぶんたちが自信を持って提案できるものをご紹介していきたい、と思っています。

Q:このQ1にどんな可能性を感じているのでしょうか。

わたしはこれまでずっと仙台に暮らしてきましたが、地元である山形に帰省するたび「ここはいいな」と感じていました。なにかやれそうな可能性が潜んでいる気がしていたんです。それで2年前から拠点を山形に移し、職場のある仙台まで通う生活をはじめました。そんななかで出会ったのが、Q1です。この第一小学校旧校舎にはこれまで足を踏み入れたことはありませんでしたが、はじめて内覧したとき「面白そうだ」と直感しました。「いったいここで、わたしたちはなにがやれるだろう」とゼロから考えさせられました。そういえば、いままでわたしが携わってきた古着もセレクトショップも、そもそもなにも知らないことからのスタートだったんです。わかんないけど飛び込んでみるとか、わかんなくてもじぶんがやりたいことをしっかりぶつけてみるとか、そういうことが面白いんです。

これからこの場所にはいろんな人がやってくるでしょうし、いろんなひとが出店もしていますからいままでじぶんが立っていた場所ではありえなかったコミュニケーションがたくさん生まれるはずです。じぶんにはない感性のひとと出会ったり、お互いに興味を持てたり…、そういうことを期待しています。いったいここでなにができるのか、どんなことが起きるのか、ほんとうに楽しみです。

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