入居テナント紹介 [3-C]
リコージャパン株式会社
山形支社 事業戦略部 地域創生推進グループ
SDGs キーパーソン 佐藤亮敏さん
Q:リコーという大きな会社がなぜQ1に入るのか、その理由を教えてください。
これからのQ1は、やまがたクリエイティブシティセンターとして、産学官連携の拠点になっていくだろうと考えています。学生と企業、あるいはクリエイターと企業など、さまざまな出会いが生まれ、新しいコラボレーションへと発展していく、その現場になるのだろう、と。まるで想像もつかないような面白いことがここでどんどん起こるだろうとワクワクしています。その先には、新しい事業がスタートしたり、新しい会社が誕生したり、新しいビジネスが動き出すような場面も出てくることでしょう。そのときにわたしたちのデジタルサービスが支援できることも数多くあるだろう、と期待しています。
また一方で、Q1において生まれるであろうさまざまな出会いのきっかけをもたらすハブとしての役割も、わたしたちだからこそ担うことができるはずだと考えています。わたしたちには山形県内だけでも約6,000事業所のお客様やパートナーとのパイプがあります。優れたクリエイターや学生などがたくさん集うこのQ1にさまざまな企業や経営者をどんどん招き入れ、出会いのきっかけを創出していく。それもまた、わたしたちリコージャパンだからできる重要な役割だろうと思っています。
Q:実際にどのようにQ1のスペースを使っていくのでしょうか。
基本的には、リコージャパン山形支社のサテライトオフィスです。社員がふらりときて働くことができるような自由度の高い社内コワーキングスペース、という感じでしょうか。そしてまた、さまざまな企業の方との出会いや打ち合わせのための場所であるとも言えます。ここに用意されたオフィス環境は、生産性の高い仕事やミーティングをするために準備されたものであり、すべてリコージャパンが取扱う商品やサービスによって構成されていますから、そうしたものをお客様にご紹介したり体験していただけたりするような、デジタルサービスのショールーム的な役割も果たします。
さらには、これからSDGsに取り組もうとお考えの企業にとって有益なラボとしてもお使いいただけるのでは、と考えています。リコーグループでは2016年からSDGsに本格的に取り組んできたという経緯があります。働き方改革や女性活躍推進、まちづくり、スタートアップの支援、省エネや脱炭素、RE100への取り組みなどといったさまざまなプロジェクトに関わりながら、地域課題の解決をサポートしてきました。全国各地で積み上げてきたそれらの成果や実績は、これからSDGsに取り組もうとしている企業や自治体などにとって、非常に参考になると思いますし、それをベースとしてわたしたちからさまざまなご提案ができると考えています。全国各地の最先端の取り組みの情報を集約してお見せできるというのも、わたしたちだからこそ提供できる価値だと思います。
Q:これからQ1にどんなことを期待しますか。
Q1とは単純なハコのことではなく、さまざまな出会いを通してイノベーションが起きる場所だと思っています。多くの出会いと新しい産業が生まれ、地域を盛り上げていく場所として、市民やクリエイターだけでなく経済団体などからも熱い注目を浴びるような存在になることを期待しています。