YAMAGATA CREATIVE CITY CENTER Q1

入居テナント紹介 [1-I]
Aiwa Atelier

愛和建設株式会社 河又勇人さん、早坂幸恵さん、荒井愛さん
株式会社カネックス 伊藤憲司さん


Q:いったい、Q1をどんなふうに使おうとしているのでしょう?

わたしたち愛和建設グループには、3つの会社があります。ひとつは、愛和建設という建設会社。社屋や店舗をはじめさまざまな建築ニーズに対応します。この第一小学校旧校舎がQ1としてリニューアルする際の改修工事を請け負っているのもこの会社です。ふたつめは、カネックスという注文住宅専門の会社。そしてもうひとつは、特注家具のプロフェッショナル集団であるY.D.K. という家具制作会社です。この3つの会社から成るグループ全体で、このQ1のスペースを活用していきたい、と考えています。

より具体的にいうと、愛和建設においては、サテライトオフィスとしての利用ということになるでしょうし、カネックスとしてはここをお客様との商談や打ち合わせのためのスペースとして使う場面もあるでしょう。また、特注家具制作を得意としてきたY.D.K. にとっては、これから特注家具だけでなくサステナブルな新シリーズの家具を打ち出していくことを狙っていますので、その実物やサンプルを市民のみなさんに見ていただくようなショールーム的な役割を果たすということにもなってくるかと思います。

Q1にサテライトを構えることの効果は、もうすでにいろいろと見えてきています。例えば、9月からはじまる山形ビエンナーレ2022には協賛企業として関わらせていただきます。イベント期間中に家具の展示などもさせていただくことになるでしょう。また、このQ1施設内のキッチンスペースなどにおいては、Y.D.K. の造作家具を設置させていただいております。これからQ1においでになる利用者の方たちに、そうしたわたしたちの家具をお使いただいたり、体験していただいたりする機会がこれからたくさんあるだろうと思います。そのほかにも、この空間をサテライトオフィスとして利用するという試みができることによって、新しい働き方の可能性が広がり、社員の働き方改革につながっていくことなども期待しています。

Q:このQ1という場所に、どんな可能性を感じていますか?

これからどんなかたちで、どんなことが起きていくのか、そのリアルなイメージはまだなかなか掴めていませんが、そのこと自体がすでに面白いと思います。そして、ここはこれから山形のなかでも特に優れたクリエイターのみなさんが集まるような場所になっていくわけですから、まずはここで出会ういろんな方と仲良くなっていくことからはじめてみたいと思います。そうして生まれる新しいつながりが、わたしたち愛和グループの社員ひとりひとりに影響を与え、磨きをかけたり、知恵を与えてくれたり、活性化させてくれたり、というような良い効果を与えてくれるだろうと想像しています。

また、ここは学びの場ということもあり、さまざまなワークショップなども計画されているわけですが、そのなかで特に「木を使ったワークショップをしたい」という事業者の方から「Y.D.K. と一緒にやれないか」というようなお誘いの提案もいただいています。従来にはなかった新しいコラボレーションの可能性がたくさん転がっているということが、多様な事業者が集結しているこのQ1という空間の素晴らしいところだと思います。

愛和建設グループでは、新しい変化がいろいろとはじまり、進行しています。グループ全体としてのブランディングも進めていますし、「アイワフレーム」という軽量鉄骨を用いたシステム建築による高品質な建物の提供をますます積極的に展開していこうともしています。またすでに述べましたように特注家具を得意としてきたY.D.K. も、じぶんたちからオリジナル家具を企画し販売していくという新しい動きに挑戦しはじめています。そのような流れのなかでQ1にサテライトオフィスを構えることによって、「愛和ってなんだか、すごくおもしろい会社なんだね」と多くの方がたに興味を持っていただいたり、知っていただけたりしたらいいですね。

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