【ROOTS & Technique展示企画】吉田勝信・荒達宏「ANIMAL→FURNITURE」展示受注会開催
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やまがたクリエイティブシティセンターQ1の3階[3-H]ROOTS & Techniqueでは、2/18[土]〜26[日]の期間で、デザイナー・吉田勝信と大工・荒達宏による家具・プロダクトシリーズ「ANIMAL→FURNITURE」の展示受注会を行います。
ANIMAL→FURNITUREは、やまがたクリエイティブシティセンターQ1を拠点とした「創造都市推進事業」の取り組みのひとつとして企画されました。デザイナー・吉田勝信と大工・荒達宏が、過去・現在にわたる人間と動物の営みに着目し、「もしかしたら動物から家具ができたのかもしれない」という仮説のもと、親しみやすさと逞しさあふれる造形物をつくりました。材料には山形県産広葉樹を使用し、山形県内の木工家具工場と協働することで製品化を実現させました。中量生産のアートピースとしての家具という試みでもあり、伐採から完成までを一定地域内で完結させることで、より持続的で負荷のないものづくりを試みています。
木という素材は、伐採され山を降り、さまざまな工程で加工され、私たちの手によって使用されています。家具をはじめ、住宅や道具など暮らしと密接に結びついた素材ともいえるでしょう。その反面、習慣的な価値や思考が良くも悪くも「安定した」価値感として私たちの中に居座っているともいえます。
吉田と荒は、家具、モノに対して鋭く見つめ、疑問をもち、モノを作る上で単純化するのではなく、習慣的な価値や思考から距離をおき、変化することの異和や複雑さを積極的に取り入れています。ANIMAL→FURNITUREには、まるで山から下りてきた動物が宿ったかのような「禍々しさ」や「生々しさ」が感じられます。この家具と対面することで、私たちが普段使用している家具、道具、モノを見つめ直すいい機会かもしれません。
今回の展示は、ANIMAL→FURNITURE製品化第一弾のスツールの受注会です。「中量生産×アートワーク」である利点を生かし、様々なバリエーションを用意しています。この機会に実際に触れて、座って、眺めて ANIMAL→FURNITUREをご体感ください。
【作家プロフィール】
吉田勝信(よしだ・かつのぶ)/デザイナー
1987年、東京都新宿区生まれ。現在、山形県を拠点に採集、デザイン、超特殊印刷を行っている。
ウェブサイト:https://www.ysdktnb.com/
Instagram:https://www.instagram.com/yoshida.katsunobu/
荒達宏(あら・たつひろ)/大工
1988年、福島県生まれ。東北芸術工科大学建築・環境デザイン学科卒業。社寺専門の工務店に大工として弟子入りし、各地の現場を巡りながら、伝統工法、技術を学ぶ。その後家具制作所でのアルバイトを経て2017年に独立。現在、住宅や店舗などの改修、展示什器などのデザイン、施工を行っている。
ウェブサイト:https://aradaiku.com/
Instagram:https://www.instagram.com/aradaiku/
【受注会詳細】
会期:2/18[土]〜26[日]水曜定休
時間:10:00〜18:00
会場:やまがたクリエイティブシティセンターQ1 3階[3-H]ROOTS & Technique
入場料:無料(事前申込不要)
※現地またはQ1オンラインストアにて受注を承ります
※ROOTS & Techniqueは株式会社Q1が運営するギャラリーです
【注意事項】
※山形市中央駐車場をご利用の方は運営事務所まで駐車券をお持ちください。無料割引いたします(最大5時間)
※施設向かいNTTビルと山形グランドホテルの間にQ1専用駐車場あり[22台]
※隣接する山形市立第一小学校の駐車場は利用できませんのでご注意下さい