YAMAGATA CREATIVE CITY CENTER Q1

【ROOTS & Technique the REAL store】特集:Blue & White「時代を超えて魅了する、青と白」


2023.04.20

q1_blue&white_thumbnail_news.jpg

染付(そめつけ)と呼ばれる器をご存知でしょうか?
染付は、白色の土で成形したものに酸化コバルトを主とした絵の具で模様を絵付けし、その上に透明な釉薬をかけて高温焼成した陶磁器のことです。

おもに磁器に用いられることが多く、模様は藍青色(らんせいしょく)に発色します。
染付は、中国の明時代(1368~1644年)の末期、現在の江南省に位置する景徳鎮(けいとくちん)で作られたのが始まりとされています。(インドネシアの沈没船や河南省の窯から発見された陶磁器からは、のちの染付の原型となるものが作られていたと考えられる話もあります)
また、染付で用いられる青い絵の具「呉須」(ごす)は、中国を経て、江戸時代初期に朝鮮半島からの渡来人、李三平により有田に、李祐慶により波佐見に、それぞれ伝来したと言われ、主に九州や愛知県などで用いられまてきました。愛知県瀬戸市の町中を流れる瀬戸川の川底には呉須の原石(通称 呉須玉)がゴロゴロと転がっているという話もあります。

染付は、磁器の白の美しさ、描かれた粋な青い文様によって人気を博し、今日では全国に広まり、特定の産地にとどまらず広く用いられる技法となりました。描かれる内容も、中国で用いられていた青華磁器や李氏朝鮮の磁器の影響を受けながら徐々に文様が独自化し、鎖国化した日本においてさまざまなデザインが生み出されました。現代でも大変多くみられる種類の器として、馴染みのある方も多いのではないでしょうか?

q1_blue&white_thumbnail_news のコピー.jpg

中国で始まった染付は、ヨーロッパ中で憧れの的とされた歴史もあります。
例えば、18世紀にイギリスで製造された青色の装飾が施された陶器の食器、ブルーウィロー。西洋による東洋の陶磁器への憧れから、中国の山水画をもとに考案されたウィロー(柳)パターンで、柳の木、塔のある建物、取り囲む塀、川、橋の上を逃げる二人、追いかける父親、一艘の舟、川の向こうの島、向かい合う2羽の鳥が描かれており、中国の「悲恋物語」がモチーフになっています。

ブルーウィローは、当時のイギリス社会においても大変人気があり、上流階級を中心に広く使われました。そのため、多くのブルーウィローの器が製造されましたが、中でも特に有名なのは、イギリスの陶器メーカー、WEDGWOOD(ウェッジウッド)社が製造したものです。イギリスやオランダを中心に多くの国で焼かれ、日本でも第二次世界大戦後の占領下日本時代に「MADE IN OCCUPIED JAPAN 」(占領下の日本製)と裏に記され、サンフランシスコ条約(1947~52年)の間に数多く焼かれました。
このように世界中に多くの歴史的エピソードをもつことも染付の魅力の一つです。過去も現在も私たちの人類の根底にある何かが、この青と白に惹かれてしまうのかもしれません。

q1_blue&white_thumbnail_news のコピー 5.jpg

q1_blue&white_thumbnail_news のコピー 4.jpg

上の写真は、Q1の2階にある、[2-H]つちさんにご協力をいただき、料理を器の上に盛り付けていただいたものです。日本人にとっても馴染みのある染付は、一見すると和食との相性を想像するかもしれませんが、世界中で用いられている器でもあるので、和洋問わずさまざまな料理との相性も良いのです。
最近では生活陶芸のブームの影響もあり、無地一色の器が多くみられるようになりました。アクセントとして染付のような絵付けの器を使用するのも面白いかもしれません。
ROOTS & Technique the REAL storeにて、ぜひ手に取ってご覧ください。

※写真協力:つち 
やまがたクリエイティブシティセンターQ1 2階[2-H]
https://yamagata-q1.com/floor/2h.php

【ROOTS & Technique the REAL store/特集:blue & white】
期間:4/14[金]〜 5/7[日]水曜定休
時間:10:00〜18:00
会場:やまがたクリエイティブシティセンターQ1 3階[3-I] ROOTS & Technique the REAL store
※商品が無くなり次第終了となります

【注意事項】
※山形市中央駐車場をご利用の方は運営事務所まで駐車券をお持ちください。無料割引いたします(最大5時間)
※施設向かいNTTビルと山形グランドホテルの間にQ1専用駐車場あり(22台)
※隣接する山形市立第一小学校の駐車場は利用できませんのでご注意下さい

ニュース・トピックス一覧にもどる