
やまがたクリエイティブシティセンターQ1、1階famAA[1-H]にて、2月6日[金]〜3月29日[日]12:00〜17:30の日程で、famAA主催「森田翔稀『bitom clay ねんどのきもちで』」が開催されます。
◾️主催者より
森田は、デジタルネイティブ世代として、幼少期から「実在しないもの」と共に育ってきた作家です。画像、情報、数値、データ.─それらは彼にとって、現実と切り離された抽象的な存在ではなく、はじめから身体の延長として存在してきました。本展タイトルの「bitom」は、「bit(情報)」と「atom(物質)」を組み合わせた造語です。森田は、自身の皮膚をデジタルデータとして読み取り、それを粘土(clay)のように伸ばし、ひねり、造形する感覚で編集していきます。そうして生まれたデータは、自身の分身として可視化され、写真、3Dプリンティング、さらには実際の粘土・陶による作品へと展開されます。そこにあるのは、情報(bit)でありながらも物質性(atom)をまとった、身体的で感覚的な制作態度です。それは、デジタル上にある、実在しないものの「物質感」をすくい取る試みでもあります。
かつて、ニコラス・ネグロポンテが提唱した「アトムからビットへ」というテーゼは、物質から情報への転換を象徴するものでした。しかし森田にとってそれは、前後の関係ではなく、限りなく境界のない、混ざり合う存在として捉えられています。デジタルネイティブとして育った森田にとって、「実在しないもの(bit)」は、決して空虚なものではありません。それは、触れられないまま確かに在る、「もうひとつの物質(atom)」でもあります。データは粘土のように扱われ、粘土は情報のように変換される。存在しないはずのものが、確かな重さと温度を帯びて立ち上がる。その往復運動のなかで、森田は、デジタル時代における「つくること」「触れること」「存在すること」を、ラディカルに問い直しています。
本展では、新作を中心に、写真作品、立体作品、ミクストメディア作品を通して、森田翔稀の現在地をご紹介します。情報と身体、仮想と現実のあいだに生まれる、実在しないものたちの「物質感」を、ぜひ会場でご体感ください。
期間中のイベントやお知らせについては、famAAのSNS等で随時ご確認ください。
◾️詳細
日時:2026年2月6日[金]〜3月29日[日]12:00〜17:30
定休日:不定休
会場:famAA[1-H]
対象:どなたでも
主催:famAA
お問合せ先:https://www.instagram.com/fam.aa.gallery/
famAA Instagram:https://www.instagram.com/fam.aa.gallery/

