【ROOTS & Technique展示企画】 写真家/現代美術家 屋代敏博による展覧会「turn turn turn」開催
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やまがたクリエイティブシティセンターQ1の3階[3-H] ROOTS & Technique では、子ども向けプログラム「PlayQ」(プレイキュー)の「テックこうさく教室」シリーズ開始に合わせ、同シリーズ講師の写真家/現代美術家の屋代敏博による展覧会「turn turn turn」を行います。
屋代敏博は、写真・映像・パフォーマンス・ワークショップなど、多岐にわたる活動を通じて、アートの可能性を探る実験的な試みを行なってきました。本人が台上で回転する様をカメラで記録し、円盤状の身体的な痕跡を残す作品《回転回》は、屋代の代表作として知られています。
「回転回」とは「回転」と「転回」を組み合わせた屋代による造語で、プラスとマイナス、S極とN極など、相反する2つの⼒のバランスを回転と転回の作⽤によって整えようとする⾏為のことを指しています。カラフルな全身タイツを着用し、回転するという行為を何度も繰り返しながら身体的な痕跡を残していく屋代のパフォーマンスから、身体が「場」に同化していくような不思議な現象を体感することができるでしょう。
この《回転回》は学校や美術館、個⼈の住宅など、さまざまな場所で展開され、また、⼀般の人々とのコラボレーションにまで発展しています。異質なもの同士が溶け込んでいく屋代の「場」づくりは、アートの可能性をひらく場づくりとも言えるようです。
今回の展覧会では、代表作の《回転回》から、AR/VR(拡張現実/仮想現実)技術を駆使した立体造形による様々な作品が並びます。屋代のユニークかつパッション溢れる作品をどうぞお楽しみ下さい。
【作家プロフィール】
屋代敏博(やしろ・としひろ)/写真家・現代美術家・パフォーマンスアーティスト
1970年埼玉県東松山市生まれ。多摩美術大学で映像と演劇を学んだ後、一貫してアート表現の可能性を探る実験的な試みを続けてきた。《回転回》という自分自身が台上で回転し、その場に円盤状の痕跡を残す身体的な動きを取り入れた作品によって知られ、同作品は令和5年日本文教出版「高校美術」に掲載され、映像メディア表現の教材となっている。2000年文化庁派遣在外研修員、2001年フランス政府文化機関 Images Au Centre 所属アーティストとしてポンピドゥーセンターのアーティスト・イン・レジデンスプログラムに参加、2002年ケルンメディア芸術大学客員芸術家としてオープンイノベーションを経験する。近年はアートの世界で培ってきた実績を教育だけでなく、地域、ビジネス、起業の世界と結び、革新性、創造力を育成するプログラムを開発している。
ウェブサイト:https://www.toshihiro-yashiro.com/
Instagram:https://www.instagram.com/kaitenkai/
【展覧会詳細】
会期:3/11[土]〜 3/26[日]水曜定休
時間:10:00〜18:00
会場:やまがたクリエイティブシティセンターQ1 3階[3-H]ROOTS & Technique
入場料:無料(事前申込不要)
※ROOTS & Techniqueは株式会社Q1が運営するギャラリーです
【注意事項】
※山形市中央駐車場をご利用の方は運営事務所まで駐車券をお持ちください。無料割引いたします(最大5時間)
※施設向かいNTTビルと山形グランドホテルの間にQ1専用駐車場あり(22台)
※隣接する山形市立第一小学校の駐車場は利用できませんのでご注意下さい
また、やまがたクリエイティブシティセンターQ1の子ども向けプログラム「PlayQ」(プレイキュー)では、2023年3月より開始する「テックこうさく教室」シリーズに「テックやしろ先生」として屋代が講師を担当します。テックこうさく教室では、さまざまなテクノロジーを使いながら、アートを楽しく学ぶ授業を展開していきます。今話題のAR/VRはもとより、3Dプリンティング、メタバース、電子工作など、さまざまな授業を展開予定です。
テックこうさく教室vol.01「Q1に住むなぞの生物をつくろう」はただいま参加者受付中です!
詳しくはこちら
https://yamagata-q1.com/news-topics/2023/000116.php